向こうで撮ったビデオを編集した。
5分あまりの短いビデオの中で、
他のシーンと較べても長く冗長気味に編集されたカットがいくつかある。
そのひとつが、森の中のカット。
一歩一歩踏みしめる自分の足もとを写しただけのもので、
判らない人には何の事か判らないシーンだけど、
実は森の中へキャットホールを掘りに行くところである。
誰一人踏み入れた事のない地面は、
永年積もった落ち葉でふかふかのカーペット。
いつクマと出くわすかもしれない不安と、
でも出来るだけみんなからも川からも離れなきゃという必要と、
身体が訴える欲求と、
全てを包むユーコンの原生林の静けさの中、
一歩一歩を踏みしめているその時
ユーコンの自然と本当に一対一で対面した気がした。 (しの)
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ユーコンカヌーに一緒に行った 関西人・しのさんが、旅の様子を5分間の映像にまとめてくれた。ここの動画には重たすぎて載せられないので、見たい方は探検隊オフィスまで。
キャットホールなんて気取っているけど、つまりは、ウンコしにいく時間が一番の想い出だったという彼の、素敵な映像は、行ってない人でもユーコン気分に、(ちょっとだけ)浸れます。
クマに怯えながら、森の中でオシリ出すのは、結構勇気がいるものだ。