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   向こうで撮ったビデオを編集した。
   5分あまりの短いビデオの中で、
   他のシーンと較べても長く冗長気味に編集されたカットがいくつかある。
 

   そのひとつが、森の中のカット。
   一歩一歩踏みしめる自分の足もとを写しただけのもので、
   判らない人には何の事か判らないシーンだけど、
   実は森の中へキャットホールを掘りに行くところである。


   誰一人踏み入れた事のない地面は、
   永年積もった落ち葉でふかふかのカーペット。
   いつクマと出くわすかもしれない不安と、
   でも出来るだけみんなからも川からも離れなきゃという必要と、
   身体が訴える欲求と、


   全てを包むユーコンの原生林の静けさの中、
   一歩一歩を踏みしめているその時
   ユーコンの自然と本当に一対一で対面した気がした。 (しの)


***


ユーコンカヌーに一緒に行った 関西人・しのさんが、旅の様子を5分間の映像にまとめてくれた。ここの動画には重たすぎて載せられないので、見たい方は探検隊オフィスまで。


キャットホールなんて気取っているけど、つまりは、ウンコしにいく時間が一番の想い出だったという彼の、素敵な映像は、行ってない人でもユーコン気分に、(ちょっとだけ)浸れます。


クマに怯えながら、森の中でオシリ出すのは、結構勇気がいるものだ。