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1日、お気に入りの曲に囲まれてすごすってスバラシイ。万歳i-pod。(←気づくの遅すぎ)


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「世の中は、「提案」に満ちています。あらゆる人が何かいいものを持っているし、誘われた場所には行ってみればだいたいは面白い。でも、できることは限られているから、自分を采配していかなければなりません。いろいろ未練もありますし、逃した魚ほど大きいとかも考えがちでしょう。いろいろありすぎる「提案」を知れば知るほど、決断はしにくくなる。


そういう状況のなかで、「優先順位」を決めていくというのは難しいですが、僕個人は、「やりたければやる」「選びたいものがあったら、もっといいものを待つよりも、すぐにやる」という方法論をとります。網羅的でもなく、情報選択の幅を狭く限定するのでもないやり方とは、やりたいことを逡巡しないでやってみて、「まともに間違う」こと、そして、次の何かを待っているよりも早く成功なり失敗なりをして、「何度でも試す」という方法なのではないでしょうか」


糸井 重里 「インターネット的


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先日のユーコンカヌーに参加した、仲の良いお客さんは、申込の時に、こう言った。


「この夏は、海外旅行の計画が全くなかったのですが、昨日、ふと、いつもの思いつきが出てしまいました。ユニコーンに似た名前と針葉樹林の森を悠々と流れるイメージのこの川は、高校の地理で習って以来、記憶の片隅にずっと残っていました。今がチャンスだと思うので、行きます」


彼はいつも即決だ。この間は、アメリカでみかけたハーレーに魅せられて、2ヶ月後には、大型免許を手に、中古のハーレーに跨っているような、そんな人。彼の信条は、「迷ったら、やる。迷う時間がもったいない。長く迷ってエネルギーと時間使っても、だいたい結論は一緒だから、(できることであれば、)心に思い浮かんだことは、まず、やってみて、そして続けるかどうか決めるんだ」で、その通りに動く生き方は、見ていて気持ちの良いほど。私も目指すところだが、彼に比べれば、まだまだ迷いの多い人生だ。



この1週間、冬のツアーの問い合わせを何百件(は言い過ぎ)も回答していて、このことを何度も感じていた。ツアー参加に迷う人は、ささいなことで、2ヶ月も3ヶ月も迷う。ようやく決心したそのときには、ツアーはもう満席、ということが多いんだもの。


人生の時間は限られているから、とりあえず心に浮かんだその興味、実行してみてもいいんじゃない?


オーロラ。1/1は満席だけど、12/25発はあと2枚の切符。


パタゴニアは、さすがに期間の長さが災いして、まだまだ切符ありますが、思い切りのいい方、参加表明、お待ちしてます。忘れられない年明けを過ごせるであろうことは、根拠ないけど、自信もってるから。


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今日の写真。私が最初に訪れた、4年前の冬アラスカ 、キースの家の地下。まっだこのときは、工事まっただ中の資材置き場。(今は立派なリビング+ダイニングルーム)。私にとって、オーロラは、この旅が原点だ。そして、アラスカの人たちは、家も、自分たちでつくっちゃうんだ、と、目を丸くしていたあの頃が、とても懐かしい。一緒にオーロラを見て叫んだ仲間達の顔が、恋しい。・・・思えば、ずいぶん遠くまできたもんだ。


こんな幸せな気持ちを、これかも、たくさんの人が持てますように。