カヌー熱も冷めぬうちに、1泊2日で川カヤック・キャンプへ、埼玉の奥地まで。
カヌーとカヤックは、想像していたような、兄弟乗り物じゃない。全く別ものだった。
飛行機とヘリコプターのような、
エレベーターとエスカレーターのような、
車と自転車のような・・・?
カヤックは、ミズスマシ。
水面ギリギリの視線で、スーイスイ。
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河原でキャンプだから、
時計は外して、気の向くままに、
漕いで
食べて
昼寝して
漕いで
飲んで
ゆったりと時は過ぎていく。
***
時差ぼけで朝5時に目が覚める。
ひんやりとした空気、
オレンジ色に染まる空と川、
ぽっこり顔を出す太陽。
皆がまだ寝静まるなか、ひとり、オレンジ色の水をパドルですくいとりながら、太陽に向かって、漕ぎ進む。目の前を、サギのような水鳥が、太陽をバックに黒いシルエット姿で静かに横切る。水上での至福の5分間。
東京にだって、こんな瞬間は、探せばあるんだなー。