bread


アラスカの原野で、ピザ&パン&トルティーヤ作りを学んだのがきっかけで。


何をどう間違ったか、キング・オブ・ザ・女の園・「パン作り体験教室」に紛れ込んできた。はい、この私が!正規クラスのお試し版のため、500円ぽっきりだったのでつい申し込んでしまったのだ。案の定行われた、強烈でしつこい勧誘営業トークを右へ左へかわしつつ、メロンパンをつくってきたのだった。


メロンパンは好きだ。

レーズンパンも(不格好だけど)美味しかった。


だけど、「はい、では、メロンパン生地の上に、チョコレートチップを7粒ずつ載せましょう」と、ゴマみたいなチョコレートチップを、21粒(パン3つ分)与えられた時点で、野生で男っぽくワイルドに作りたい私の気持ちは、シュルシュルと萎えていった。


チョコレートチップは7粒じゃなくても、エプロンしなくても、粉は振るわなくても、第一次発酵は37度で35分じゃなくても、パンは作れる・・・、はず。


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普段の私を知る人なら驚くであろう、このパン体験教室入学(挫折)物語、こんなことさせるほどに私を変えたのは、そう、NOLSでの、1ヶ月サバイバル体験。


(つづく)