matanusuka glacier



昨晩、アラスカより帰国しました。

マイナス10度から、プラス35度の世界へ。

東京、暑い。

あのクレバスのなかに、早くも戻りたい。

涼しかったな。氷河。


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昨晩、久々に、闇をみた。都会の夜だけど、でも、やっぱり「夜」だった。

アラスカの夏には存在しない、暗さだ。


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久々に、キッチンに立って料理をする。


雪を溶かさなくても、蛇口から水が勝手に流れてくる。


プレヒートをしなくても、すぐにガスが点けられる。しかも3ついっぺんに!


砂利を探さなくても、食器洗濯機が勝手に食器を洗ってくれる。


きれいな、たくさんの食器たち。ポット。フライパン。もう、ハッシュブラウンの味がするココアを飲む必要はないのだ。


冷蔵庫でいい具合に冷やされたバター、と、


ドライじゃない、水分滴る、新鮮なフルーツ。




ひとつひとつに10秒ずつ驚いて立ち止まってしまうので、なかなか物事が進まない、フロントカントリー復活、今日、初日。



顔を洗うのと、髪をとかすのを忘れた朝。

そういえば、と思い立ち、

さっき、慌てて洗面所にいきました。



文明って、すごい。


でも、6週間のバックカントリー生活で、私のなにかの何かが、変わった。

この変化を、どうこの生活と摺り合わせしていくのか、それが、今の課題で、今の楽しみ。