昨晩、アラスカより帰国しました。
マイナス10度から、プラス35度の世界へ。
東京、暑い。
あのクレバスのなかに、早くも戻りたい。
涼しかったな。氷河。
***
昨晩、久々に、闇をみた。都会の夜だけど、でも、やっぱり「夜」だった。
アラスカの夏には存在しない、暗さだ。
***
久々に、キッチンに立って料理をする。
雪を溶かさなくても、蛇口から水が勝手に流れてくる。
プレヒートをしなくても、すぐにガスが点けられる。しかも3ついっぺんに!
砂利を探さなくても、食器洗濯機が勝手に食器を洗ってくれる。
きれいな、たくさんの食器たち。ポット。フライパン。もう、ハッシュブラウンの味がするココアを飲む必要はないのだ。
冷蔵庫でいい具合に冷やされたバター、と、
ドライじゃない、水分滴る、新鮮なフルーツ。
ひとつひとつに10秒ずつ驚いて立ち止まってしまうので、なかなか物事が進まない、フロントカントリー復活、今日、初日。
顔を洗うのと、髪をとかすのを忘れた朝。
そういえば、と思い立ち、
さっき、慌てて洗面所にいきました。
文明って、すごい。
でも、6週間のバックカントリー生活で、私のなにかの何かが、変わった。
この変化を、どうこの生活と摺り合わせしていくのか、それが、今の課題で、今の楽しみ。