kauai island


▲ハワイ・カウアイ島、ナパリコーストのビーチキャンプ



ハワイに行く飛行機の乗客層は、リゾート感たっぷりの大胆露出な服装に、片手にショッピングリストとガイドブック、が一般的。だから、ごっついトレッキングシューズに、大きな70Lのリュックを持って機内に入る私は、かなりの異端児っぷりだった。


でも、その異端児がめざすのは、ワイキキビーチなんか比較にならないほどの、とーーーーーーっておきのビーチ。


カウアイ島の北端、道路が終わったその奥、Na Pali Coastと呼ばれるトレイルを、18キロほど、途中、3度ほど、水にぬれて川を渡ったりしながら、自分の足で歩き続ける。苦労した者だけが出会うことのできる、ハワイ一番のスペシャルビーチ、それが、Kalalau Beach。




車がないから、歩かないといけない。

車がないから、荷物も全部自分で持たないといけない。


宿泊施設はないから、滝でシャワーを浴びなければいけない。

宿泊施設はないから、ハンモックや寝袋で寝ないといけない。


でも、車も宿泊施設もないから、


ジュラシックパークに出てくるような太古から続く大自然が

人の手でメチャクチャにされずにそのまま残っていて、誰もいないその場所を、独占できる。お金払っていないけど、プライベート・ビーチ。


だからこそ、18キロの距離を、25キロの荷物を背負っても、訪れる価値があるのだと、思う。




日本で「バックパッキング」というと、「貧乏旅行者が、長期間、アジアの安宿に泊まりながらする旅」のように思われたり、登山をする人なら、「縦走」を想像されたりするのだが、


そうではなくて。

バックパッキングは、「人間の手がついていない場所にいく」ための手段。北米には、そんな場所が、トレイルが、たっくさん、ある。




自分が数年前から虜になってしまったこの遊びを、もっと紹介していきたく、そのまあ、第一弾が、この夏のアラスカ山篭りで 、第二弾、実践編となるのが、「北の大地・秋の紅葉ツンドラでバックパッキングキャンプ1泊体験」の、旅 。 ああん、今から秋が楽しみ!!