「嵐はほぼ毎日通り過ぎていく。生活は、締め切りと出張という雪崩に呑み込まれてあいまいになる。困難は決断に押しつぶされそうになる。東海岸での仕事の見込み、お金、暴君のような上司・・・。明けたばかりの新年は1月から2月へと転がるように過ぎていく。」--fitz cahall / patagonia heart of winterカタログ


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1月も、そろそろ終わりです。皆様、新年に勢いごんでたてた今年の立派な抱負は、12分の1だけ、着実に実行に移されていますか?私といえば、この引用そのままに、転がり落ちる1ヶ月でした。大晦日から何の進展もない。


今年はレインギアを新調したい。パンツは転んだ拍子にお尻に大きな穴を開けてしまったし、雨オンナが3年着続けた結果、洗濯しても焚き火くさくどうも黒ずんだ様子のジャケットは、いい加減引退させてほしいと、最近つぶやいている気がする。(・・・まあ、外着は、その汚れ具合がいいんだけど)


と思いめくるpatagoniaのカタログは、値段の高さに閉口し、いつしか、差し込みの写真と文章に見入る。それにしても、この会社は、環境環境と声高に言い、買い物袋さえ存在しないわりには、カタログは乱発しすぎ。でも、差し込みの写真が、文章が、そのへんの雑誌よりセンスがいいので、つい手にとってしまうのだな。


上記の文章の続きでは、筆者が、嵐の後久々に晴れた朝、スキーにでかける。新雪の上に描いたラインを見ながら、人生も、スキーのように、シンプルであり得るだろうか、と考えて、


「ジレンマから抜け出すことは、おそらく無謀でも不可能でもないのだろう。」


と締めくくっていた。


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2月は、シンプルに、考えすぎずに。



・・・レインギアを、買おう。