Nancy Woodの本、まだまだ続く。
この本は、「読む」のでなく、寝る前の心静かに落ち着いた時間に、一行一行思いを巡らせながら「味わう」のだ。冬の夜長にぴったりの一冊だ。
本当は、自分のことばで表現したいが、今の自分に、ここまで的確にクリアーに、言語化できる術がない、だから引用する。紙に書く。何度もなぞって、ことばの流れを味わおう。
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「部屋の中にいては太陽の光をとらえることはできない。イミテーションに満足していては、いいものはわからない。
もし、いま正しいところにいないのなら、そこを去ろう。
価値ある仕事をしていないのなら、やめてしまおう。
欲するような人生でないのなら、変わろう。
偽の友達に囲まれているのなら、新しい人達、静かで安定したタイプの人達に代えよう。
心を悩ませているものがあるなら、心の蓋をあけてみよう。びっくりするようなものが見つかるかもしれない。
どうしたら強くなれるだろうか?
自分が重要であるという思いを捨てる。
木と友達になる。ナゲキバトと一緒に歌う。蛇と一緒に地面を這う。トカゲと一緒によじ登る。リスの言葉を習う。古い石の意味を読みとる。
赤ん坊の眼に叡智を見る。老人を新しい人のように見る。
変化することは成長すること。成長は木やその他の生き物に必要なことだ。
成長のないところに収穫はない、ただ疑いがあるだけ」
---Nancy Wood 今日という日は贈りもの