0101-2

冬の夜は長い。長い夜は嫌いですか?


にぎやかで空虚なテレビを消して、ろうそくの明かりの下で本を読もう。


***


「決まりきったこと、疑いをもたずにしていることについて考えてみよう。あなたは仕事に行くのになぜ毎日同じ道を通るのだろう?行こうとしているところに行くには、他の道はないのだろうか?そもそも行かなければならないのだろうか?


人から期待されていることをするよりも、一日休むことの方が重要ではないだろうか?あなたは他の人達がどう思うかが気になりますか?


日々が短いとき、記憶は長い。


舗装の雨の匂いを覚えていますか?新鮮な土は、シャベルで掘ったときの?すべすべした皮のむけたミミズの姿を忘れてしまった?赤ちゃん鳥の無防備な姿は?春を想おう、そうすれば冬の暗い心だって克服できる。あなた次第なのです。


まわりの大地が眠っているうちに、自分の人生の棚卸しをしておこう。新しい年は、新しい始まりを意味する。そして、新しい始まりは、古い過ちを埋める好機。後悔によっては何ひとつ変えることはできない、自分が磨り減ってしまうだけ。


必要なだけの勇気は自分のなかにある。」