尾瀬の話の続き。


燧ヶ岳の頂上で休憩していたら、にぎやかな、10数人のおばさま軍団が、他のルートから登ってきた。


私たちが降りようとしている御池までの北斜面は、残雪がすごいから気をつけた方がいいよ、と登ってきた人に聞いたばかりだったので、


彼女たちに、「どちらに降りるんですか」と聞いてみた。情報収集しようと思って。


その答えが。
「え、わかんないわ。私たち、リーダーについてきているだけだから」
と、にこやかに笑って言う彼女たち。


・・・えー、自分で歩く道は、予習してからこようよー。

なんか、がっかり。


無知は、危ない。
それに、楽しみを半分放棄するなんて、もったいない。


無知は遭難の危険を100000倍高くする、っていうのは、去年の自分の奥多摩遭難 で、痛いほど学んだ。自分の身は、自分で守らなくてはいけない。ディズニーランドじゃないんだから、山の中での安全は、誰も保証してくれない。今から進む道を、どこまでイメージできるかで、体の疲れ具合は、ひいては、安全に無事に戻れるかどうかの確率は、全然違ってくる。


それに、山も旅も一緒だけど、地図をみながら、自分で計画する楽しみを、みすみす見逃すなんてもったいない、よ。登山を計画したら、最初にやることは、紀伊国屋6階直行。25000分の1地図 購入。


***


おんぶにだっこで、誰かについていく旅は、あんまり記憶に残らない。


誰かと一緒に行ったっていいんだけど(決して、一人旅を勧めているわけじゃない)、自分がどこで何をしようとしているのか、主体的に選び取った旅(山登り)は、今後の力になっていくはず。面白さも段違いなはず。


***


海外の、私が紹介している、トレックアメリカみたいなツアーでは、結構この辺りは、「自己判断に任せます」だ。ある国立公園で、1日時間があると、大抵は自由行動。リーダーは、いくつかの選択肢を用意してくれるけど、みんな、自分で考えて、自分の体力や好みと相談して、決めなくてはいけない。


高いお金出して、ない時間絞り出して、ようやくたどりつくであろうその場所で、何も予習していないと、選択を誤ってしまうことも。


事前の情報収集は、本当に大切だよ、


ってことで・・・(あ、むりやりっぽい?)、明日、私が知っている情報を、お分けします。


6/24(土) アメリカ国立公園トレッキング の夕べ


あ、現在、すでに15名様のお申込みあるので、クーラー利用確定。ご安心を。