0517-3

光が柔らかく真横から差し込み、
空気はピンと張りつめ清々しく、
地元の人々がパンを持って歩いていたり学校や会社に向かったり、という日常を見られるから、

街にいる日も、やっぱり朝早起きして、てくてく歩くに限る。

7時前なのに、もう、このインディオのお母さんは広場にたどり着いていて、民芸品を観光客に売る真剣勝負が始まる前の、落ち着けるわずかなひとときを楽しんでいるようだった。