水曜日は会社が休みだ。
今日は雪山の予定もない。

久々の引きこもりモードで、家の掃除やら、洗濯やら、冷蔵庫の中身の買い出しやら、たまった本の読破(『氷壁』/井上靖)やら、静かに、でもパタパタと、1日は過ぎてゆく。


掃除機かけながら考えていたこと。

レストラン選びには、私の中でひとつだけ明確な基準がある。それは、「つくっている人の顔が見えること」。厨房の人でも、そのレストランのオーナーでもいいんだけど、気持ちが伝わってくる場所が好き(大手チェーン店は、だから、味が良くても安くても苦手)。


仕事柄かどうか、ある程度のラインまでは、社交的にガンガン近づける自分なので、機会があれば、仕事の邪魔にならない程度に、店の人とも話してみる。

で、この間、カウンターでペラペラしゃべる私の話し相手になってくれた、「ロッククライミング、やってみたいよ」という米さんがやっている店、新富町のワインバーRは、今いちばんのお気に入り。遠くてあんまり顔出せないけど。古い日本家屋を改造したその落ち着き、裏道に潜む隠れ家っぷり、ワインの品揃え、そして、おいしい生パスタ。全部好き。


相手の顔と気持ちがきちんと伝わること。
これって、レストランに限らないなー。気持ちと気概の伝わる相手と、コミュニケーションとりながら買い物は、どんなことでも一緒か。

地球探検隊で旅を売る私も、そうありたい。